2026年版|サービス付き高齢者向け住宅の費用はいくら?地方と都会の相場をケアマネが解説

老人ホーム

導入|2026年、施設の費用を「現実的に」考える時代へ

年金は下がり、物価は上がり続ける。
「生涯現役でいないと暮らしていけないかもしれない」
そんな不安を感じている現役世代の方も多いのではないでしょうか。

高齢者施設の費用も、決して他人事ではありません。
この記事では、2026年現在の実情として、
ケアマネジャーとして現場で見ている
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の費用感を、
地方と都会の違いに注目しながらお伝えします。

将来予測ではなく、「いま」の話です。
だからこそ、知っておく意味があります。


サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?

サ高住は、高齢者が安心して暮らせるよう、

  • 安否確認
  • 生活相談

といったサービスが付いた賃貸住宅です。

介護施設ではなく「住まい」に近い位置づけですが、
介護が必要になれば、訪問介護などの介護保険サービスを利用しながら生活します。


地方と都会で、サ高住の費用はどれくらい違う?

地方のサ高住|最低限なら13万円台〜、充実型は20万円近く

私が住む地方では、

  • 必要最低限のサ高住:13万円前後
  • 設備が良く、サービスが充実したサ高住:16万円〜
  • 介護度が高くなると:20万円近く

というケースが現実的です。

この金額には、

  • 介護保険の自己負担
  • 医療費
  • おむつ代などの日用品

を含めて考える必要があります。


都会のサ高住|20万円台は珍しくない現実

都市部では、

  • 家賃が高い
  • 人件費が高い
  • 立地条件が良い

といった理由から、
20万円台〜30万円近くになるケースも珍しくありません。

「地方と同じ感覚」で考えていると、
想像以上の負担になることがあります。


サ高住の費用内訳を整理してみよう

毎月かかる主な費用

  • 家賃
  • 共益費・管理費
  • 生活支援サービス費
  • 食費
  • 介護保険自己負担分
  • 医療費・おむつ代など

パンフレットに書かれている金額は、
あくまで一部であることが多い点に注意が必要です。


見落としがちな「初期費用」と敷金の話

サ高住では、

  • 敷金:家賃の3〜6ヶ月分
  • 敷金なしの物件

など、条件に大きな幅があります。

初期費用だけで数十万円かかる場合もあるため、
「入れるかどうか」以前に、
準備できるかどうかが大きなポイントになります。


「安い=安心」ではない理由

費用だけで選ぶと、

  • スタッフが少ない
  • 夜間対応が弱い
  • 医療連携が不十分

といったケースもあります。

ケアマネとして見てきた中で、
「もう少し話を聞いてから決めればよかった」と
後悔されるご家族も少なくありません。

また、サービス付き高齢者向け住宅は、比較的自由度が高い一方で、
介護度が上がると住み替えを検討するケースも少なくありません。

👉 [特別養護老人ホームと介護老人保健施設の違いとは?それぞれの役割と選び方を解説]

「どの施設が、どの段階で合うのか」を知っておくことは、
後悔しない住まい選びにつながります。


年金だけで足りる?現実的なお金の考え方

多くの方が、

「年金だけで足りるだろうか?」

と不安を抱えています。

大切なのは、

  • いくら必要かを知る
  • 何年分を想定するか
  • 不足するなら、どう補うか

早めに把握することです。


ケアマネとして伝えたいこと|費用は“早めに知る”だけでいい

今すぐ施設に入る予定がなくても構いません。

  • 情報を知る
  • 家族で共有する
  • 選択肢を持つ

それだけで、将来の不安は大きく減ります。


Q&A|サ高住の費用でよく聞かれる質問

Q. 介護度が上がると費用も上がりますか?
A. はい、上がるケースが多いです。
介護度が高くなると、訪問介護や訪問看護、福祉用具などの利用が増え、その分の介護保険自己負担額が加算されます。
サ高住自体の家賃が上がるわけではありませんが、「生活全体の月額費用」は増えやすいと考えておくと安心です。

Q. 途中で退去する場合、敷金は戻りますか?
A.原状回復費用を差し引いたうえで、返還されるケースが一般的です。
ただし、契約内容によっては償却が設定されている場合や、短期間での退去でも一定額が差し引かれることがあります。
入居前に「どこまでが原状回復の対象か」「返金のタイミング」を必ず確認しておきましょう。

Q. サ高住と特養、どちらが安い?
A. 一般的には、特養のほうが月額費用は安い傾向があります。
ただし特養は要介護3以上が原則で、地域によっては長い待機期間があります。
「すぐに住まいを確保したい」「自立〜軽介護のうちはサ高住」というように、費用だけでなく入居条件とタイミングも含めて考えることが大切です。


まとめ|2026年、施設費用は「知っておくこと」が最大の備え

将来のことは、誰にも分かりません。
けれど、知っているかどうかで、選択肢は大きく変わります。

2026年現在の現実として、
サ高住の費用は決して安くありません。

だからこそ、
「まだ早い」と思わず、
今のうちに知っておくことが、何よりの終活です。


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